なごやくざいしのブログ

名古屋で調剤薬局の薬剤師をしています。

薬剤師と夏休み

まもなくやってきます、夏休み。

調剤薬局薬剤師の夏休みはと言いますと…

 

 

門前の病院の夏休みに合わせて、薬局も全員夏休みをとる

 

というパターンと

 

夏休みなんてないよ!ずっと空いてるよ!

1人薬剤師とか2人薬剤師とか

ちょっと従業員減らして、順番に休もう!

 

というパターンと

あるかなと。

 

私はと言いますと…

 

夏休みないパターンなんですが。

 

どうせ病院閉まってるし、患者さんこないでしょ?暇でしょ?いいじゃん!

と思われるかもしれませんが。

 

 

違うんです。

 

まずは、必ずやってくるのは、病院が空いてると思ってやってきた患者さんの対応

 

「え?今日病院やすみ?」

はい

「いつまで?」

水曜日までですね

「薬切らしちゃったんだ、ちょっとだけ出してよ」

処方箋がないと、お渡しできないんです

「困るよ、暑い中せっかくきたんだ」

そうですよね、でも処方箋が…

「じゃあ他に空いてる病院ある?」

ちょっと遠いんですけどこの病院なら今日やってるみたいで

「困るなぁぁあ」

はい…すいません…

「お願い3錠だけ売ってよ」

いやぁぁあ、ちょっと

「じゃあ何しに薬局開けてるの」

…。

 

 

という切ないやりとりを1日中何人もします。

 

 

そして、処方箋を持ってきてくれたお利口さんの患者さんでも問題が。

 

人がいないのでいつもの倍時間がかかります。

 

処方が変→問い合わせだなこれ→病院夏休み→患者さんに説明→とりあえず薬ください→こまる

 

ない薬が出る→近隣の薬局は夏休み→いつもより遠いとこ買いに行く→人員を取られる→より時間かかる→患者さんにらんでる→こわい

 

一包化(くすりの袋詰め)の処方くる→一生懸命つくる→やっとできた→先輩、薬買いにいっちゃった→あ、監査(薬の確認)してくれる人いない→患者さんにらんでる→こわい

 

事務さんがコンビニにお昼を買いに行った→患者さんがきた→軟膏ミックスの処方箋の入力(お会計の計算)なんてしたことない→事務さん帰ってくるまで待つ→患者さんにらんでる→こわい

 

 

お分りいただけたでしょうか?

 

夏休み期間中の薬剤師は、なにも起こりませんようにって思いながら働いてます。

 

 

皆さま、できればかかりつけ医院の夏休みはきちんと把握を。

 

 

超簡単な薬なら、いつでも歓迎。